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SUMIYA

 メキシコで日本食のレストランを営むオーナーから店舗改修、拡張の依頼を頂きました。元々学校の校舎だった建物を利用し運営しています。1階の既存店舗の上階をさらに借りて和風の内装のお店で集客を増やしたいという内容でした。カジュアルな雰囲気で和食やアジア食を中心に提供している1階とは対照的に、2階では茶室や古民家を連想させる、明暗のある空間を念頭におき設計を進めていきました。お客様の気分や目的に合わせてご利用できるよう二つのエリアに分け、それぞれ独自のコンセプトをもとに計画されています。1つは高級料亭エリア。狭い入り口をくぐり抜けると、格子や畳など和の要素をギャラリーに配合させたような現代的な空間が広がり、カウンター席と座敷個室で創作料理が堪能できます。もうひとつは古民家風板の間座敷エリア。銭湯の入り口にあるそれに似た下駄箱に靴を預け、座布団や座敷椅子に座りながら店主こだわりに肉や野菜を七輪で焼きながら嗜む、メキシコには珍しい本格的な焼肉料理を体験できます。オーナーの料理にたいする実験的精神を、デザインで体現することを目指した野心的で遊び心がある店舗に仕上がったと思います。

《 建築概要 》
所在地:メキシコ合衆国
工事内容:改修
延面積:400㎡
設計期間:3ヶ月
工事期間:5ヶ月

《 お客様の声 》
​取材中・・・

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